英語で旅する現地発着ツアー

世界中から参加者が集まる現地発着ツアーのご紹介と、その魅力について語っていきます

デリー発着北インド周遊ツアー その3

Day 2 (15th Sep.)

さて2日目。前日早めに寝たためか旅の興奮からか朝6時にもならぬ前から目がバッチリ覚める。常時眠たがりの俺としては珍しいことである。外に目をやるとボンヤリ薄明かり。今日は、これから13:00に始まるミーティングにおいてツアーがスタートすることになっているのだが、逆に言えばそれまではフリーなので、部屋でボーっとしてるのもなんなんで近所をぶらつくことにする。


ゆっくり朝の準備を整えた後、7:00頃外へ出る。とりあえず昨夜たどり着けなったメイン・バザールを目指そうとガイドブックとともに、ホテルでもらった案内用の簡易マップを比べながら進む。すると大きな間違いに気がついた。なんと日本で調べてガイドブックの地図にマーキングしておいたホテルの位置と、実際のホテルの位置が大きくずれていたのだ。起点がずれていたのだから、そりゃ昨夜いくら歩けど地図と折り合いがつくはずもない。むしろ犬に通せんぼされ引き下がったのは幸運だったともいえよう。あのまま進んでいたらどこへ行ってしまったかわかったもんではない。

f:id:junkikki:20170522110914j:plain

ほどなくしてメインバザールに到着。さてここから地下鉄に乗って一気にデリーの中心まで足を伸ばしてみようか?それとも適当にぶらつきながら過ごそうか?と悩んでいると、どうもさっきから空気が気持ち悪く、“むおぉ~ん”と湿気がだいぶ増してきたようだ。そして頭にポツッポツッと…?まさか!?きたか!と思うや否や、ザッーとすごい勢いで降り出した。雨だ!!!

急いでどっかの店の軒下まで避難。“ああ、やっぱり降ってしまったか…”と思う。やっぱりというのは実は北インドは現在雨の季節なのである。そう聞いて、“え?インドって雨降るの?”と思われる方も多いかもしれない。俺もそう思ってました。が、降るんです。しかもメチャメチャ。時期によってはね。

当初、インド旅行の予定を立てる際、候補の旅行時期は夏の盆休み期間だった。理由は述べるまでも無く有給を消化する日数が少なくて済むからだ。しかし色々と調べていくと、8月というのは北インドでは雨季の真っ只中であり降水量が他の季節と比べハンパなく高い。一般的に北インドでは6月~9月の間を雨季といい、あまり旅行するのにお勧めできる季節ではなく、その証拠に全く無いわけでは無いが、この時期に催行されるツアーの類は極めて少ない。

それを知り夏の出発はあきらめ、ベストシーズンである11月~3月の乾季と呼ばれる季節でスケジュールを調整してみたがうまく合わず、まだ雨季が明け切れてはいないが、8月よりはるかに雨量の少ないこの9月に出発することに決めたのである。

事前に旅行会社の方に、「やっぱり9月とはいえ雨は多いのでしょうか?」と聞いたところには、「確かに降りますが、日本の梅雨のようなシトシトと終日降るような雨と違い、ザーと強く降ってパッと止むような雨ですよ」という回答だったので、その言葉を信じ軒下でしばし雨宿りして待つことに。

しかし雨は強さを増すばかりで一向に止む気配をみせない。10分経ち…20分経ち…30分も過ぎただろうか?一応は屋根の下にいるはずなのだが、雨の勢いが強すぎて立っているだけなのにパーフェクトに濡れる。だんだんと辛抱たまらなくなり、これだったらもう一緒じゃんと思い、意を決して駆け出し、ずぶ濡れになりながらホテルまで戻った。

部屋で濡れた髪を拭き、服を干していると、サッと陽が差し見る見るうちに快晴になっていった。“もう!なんだよこれ!?”と自分のタイミングの悪さを呪いながら、雨に打たれた疲労のせいで再び外に出る気も起きず、午前中はあきらめホテル内で過ごした。

 

13:00少し前に部屋の内線が鳴る。もうすぐミーティングが始めるので集まってくださいとの連絡だ。はてさて今回の旅はいったいどんなメンバーと旅することになるのだろうか?この最初の顔合わせというのはいつもながらかなり緊張するものだ。

ミーティングはホテルの一室にて行われた。まずはツアーリーダーの挨拶から。マヒンドラ(通称:マヒ)と名乗る彼は40代後半のいわゆる普通のインド人のオッチャンだ。旅の大まかなスケジュールや、諸注意についての話があった後、それぞれが自己紹介。

メンバーは、一人での参加が自分と、30代くらいの英国女性で、それからオーストラリアから来たという20代の女性二人組と、英国から40代くらいの夫婦、ニュージーランドから60代くらいの夫婦がそれぞれ一組ずつの計8名。参加人数が最大で12名のツアーなのでちょっと少なめ。しかも年配の方が多いので、いつになく落ち着いた旅になりそうな予感。


ミーティング終了後そのままツアーがスタート。本日のスケジュールはデリー市内観光ということでホテルを出発して徒歩で地下鉄の駅まで向かう。2回の乗り換えの後、オールドデリーと呼ばれる地区に到着。ちなみにデリーの地下鉄は改札から中に入るたびに荷物チェックがあってちょっと面倒くさい。

 

f:id:junkikki:20170522110947j:plain

細くゴミゴミした路地を進む。上に目をやると電線がグチャグチャに架空されている。果たしてこんなんでどこがどこに繋がっているのかわかるのだろうか?

 

f:id:junkikki:20170522111014j:plain

しばらく歩いていくと多少道が開けて、ジャマー・マスジットと呼ばれるイスラームのモスクが見えてきた。そしてモスクに入ろうかというとき、なんとな~く空気が湿り気を増してきて“むおぉ~ん”といった“あの”感じが蘇る。もしかしたらコレもしかするかも?と思っていたらやっぱりキターーー雨!あめ!!アメ!!!だぁーーー!

 

f:id:junkikki:20170522111036j:plain

またしても大雨であります。この先も旅中、こんな頻度で雨が降ってきたらたまんないな~と不安になる。でも何気に雨のおかげで濡れた地に反射した建物がキレイに映えて感動。まぁ、雨なら雨なりの魅力というのもあったりもするものだ。

 

f:id:junkikki:20170522111059j:plain

なかなか止まない雨に打たれながら次に向かったのはスィク教の寺院。インド人=ターバンというイメージを持っている人も多いかもしれないが、実はターバンを巻いているのはインド人の中でもこのスィク教の信徒だけで、人口比率でみると全体の僅か1.8%に過ぎない。

余談ですがここでインド豆知識。インド国内で最も多く信仰されているのはヒンドゥー教で全体の82%が信徒である。なんといってもヒンドゥーはインディアの語源となっているほどメジャーなものなのだ。さらに余談の余談、我々日本人にとって馴染み深い仏教はインドがその発祥の地にも関わらず現在インド国内の信徒数はたったの0.8%!とはいえインドの人口は12億近いので0.8%でも1000万人弱もいることになるのだが。

 

f:id:junkikki:20170522111158j:plain

この寺院では宗派に関係なく食事を施していただけます。ありがたい話です。お味の方は………。ありがたいお話です。

 

f:id:junkikki:20170522111225j:plain

続いてスパイスマーケットへ。ツーンという香辛料の刺激が鼻を突く。

 

f:id:junkikki:20170522111250j:plain

雨が止む気配を見せないので市井のバスに乗って駅周辺まで戻る。カメラを向けるとおどけてみせるツアーリーダーのマヒ。結局この日は夜までシトシトと雨は降り続けた。インドでもこういう雨の降り方があるのですなぁ。

つづく