英語で旅する現地発着ツアー

世界中から参加者が集まる現地発着ツアーのご紹介と、その魅力について語っていきます

デリー発着北インド周遊ツアー その2

神秘の国、混沌の国、カレー、象、ターバンカーストガンジー、人口いっぱい、めちゃめちゃ暑い、2桁の九九、etc…、インドに対する様々なイメージを人それぞれが持っていることであろう。

これまでに個人的にインドに対して抱いたイメージを順に辿っていけば、まずは子供の頃にやったファミコンソフトの女神転生でお馴染みの仲魔には結構インドの神々が多いなぁって、それから青年期にロックを聴くようになり60年代後半にはピート・タウンゼントを含む多くのロック・ミュージシャンがインドの哲学や精神世界に傾倒していったことなどを知り、そして旅行に興味を持ち出してからはインドってのは物価が安くちょっぴりデンジャラスなバックパッカーの聖地らしいぞ、といった感じであろうか。

そんなインドも近年ではIT大国として躍進を続けているとも聞くので、この先いっそう近代化が進みこれまでに抱いていたイメージというのもまた少しずつ変化を遂げていくであろう。近代化というのはある意味画一化とも類義であるため、インド特有の臭いというのが消え去ってしまうその前にぜひ一度は訪れておきたいと思い今年の旅はインドに決めた。というわけで、イントレピッドという旅行社の催行する『North India Highlights』というツアーに参加し首都デリーから北インドを周遊してきた様子を軽く振り返っていきたいと思う。

 

Day 1 (14tn Sep.)

出発当日。家から成田までの道程、出国手続き等もこの頃では慣れたもんで特に問題なく、搭乗便のエアインディア307便もトラブルなく予定通りの11:30に離陸。約8時間のフライトの後、北インドの玄関口インディラ・ガンディー国際空港へ現地時間の17時過ぎに到着。入国審査も難なくスルーし、いつもならターンテーブルの前でイライラしながら延々待たされる荷物の受け取りも運よく早めに荷物が廻ってきて即ゲット、ついでに傍らのトーマスクックで当面の両替も済ます。今回のツアーは空港からホテルへの送迎も込みなので、これまでのようにバスやタクシー探しに四苦八苦することもなく、到着ロビーで迎えにきてくれたドライバーさんを見つけ車に乗り込んだ。

なんだか完璧すぎる滑り出しである。到着した空港のターミナル3は2010年7月に開業したばかりでキレイな所だったし、ドライバーの男性もハイソな感じの好青年だ。なんだか“これぞインド!”といったカオスな洗礼が全く無いな~、とか思いながら走りだした車の窓から景色を眺めていたら空港の敷地を出るやいなや、正面に牛!脇に豚!そして車窓をノックする物乞いの子供たち!と矢継ぎ早に充分過ぎるくらいの洗礼を受けた。


ほとんど信号の無い道路、鳴り止まぬクラクションの音、そぞろ歩く人々の群れをくぐり抜け小一時間ほどでデリーの中心部から少し離れたカロル・バーグという地区にあるホテルに到着。チェックインを済ませ部屋に入り時刻は18:30。30分ばかり部屋で休息をとった後、夕食を食べるためホテルの外へ出ると陽はすっかり落ち、完全に夜になっていた。

f:id:junkikki:20170522110209j:plain

ガイドブックを頼りにカロル・バーグの名店と書かれたレストランを目指すが、どうも地図と実際の道が折り合わない。地図上ではメイン・バザールのある賑やかな方へ向かっているはずなのだが、実際の道は街灯も無い薄暗い通りへと入っていく。変だなぁ?と思いつつ歩みを進めるもなんだかすれ違う人々の視線が痛く怖い。それより何より、インドは牛をはじめ豚やヤギ、犬など数々の動物たちがフリーダムにそこら辺を闊歩しているナチュラル動物園状態なので道には大量に彼らによる大地へのプレゼント(通称:ウ○コ)が落ちているため、暗がり故にあわやそれらを踏みそうになることしばしば。

それでも気をつけながら歩いていくと路地に2匹の犬が寝そべって通せんぼしていた。刺激しないようにそろそろと近づくもギロリと睨まれ、“ひっ!ひえ~”と犬嫌いのオバケのQ太郎のごとくその場から逃げ帰ってしまった。別に犬が苦手なわけではないが、狂犬病には重々気をつけること!ってガイドブックにも書いてあるしさ、もしそうでないとしても必要以上に動物に近づいたり触ったりしない方が身のためとも書いてあるしね。用心用心。

 

そんなわけで今宵の散策はあきらめて夕食はホテルで済ませることにした。屋上がレストランになっているということでエレベータで最上階に。

f:id:junkikki:20170522110239j:plain

夜風をバックにビールを飲んで、ふ~~~と一息。まぁー、なんだな、はじめからここにしとけばよかったぜ。続いて料理を注文。やっぱここはひとつ定番でカレーいっちゃいますか!と思いメニューを見るがカレーという料理が見当たらない。仕方なくよくわかんないけどチキンマサラってのを注文したら、ウェイターに「それは辛いからバターチキンにしておけ」といわれ、なんか響きが旨そうだったので素直に従う。

f:id:junkikki:20170522110305j:plain

てっきり鶏肉のバター焼きでも出てくるかとワクテカしながら待つこと数分、出てきたのはカレーだった。あれ?と思いウェイターに問うたが間違いではないらしい。この先、色々な場所で食事していく中でわかったことだが、インドはさすがにカレーの本場だけあってカレーといっても様々な呼び名があり、バターチキンも最初に頼もうとしたチキンマサラも、それらは日本人の感覚でいってしまえばどれもカレーの一言で片付けてしまうであろう料理なのである。強引に例えれば、日本人にとっての醤油というのが、インド人にとってはカレーみたいなもんで、つまり日本に『醤油』って料理はないのと同じように、ただ単に『カレー』という料理はインドには無いのだ。

f:id:junkikki:20170522110325j:plain

お供のナーンをつけながらいただきま~す。ままイケる。ただひとつ残念だったのはチキンが骨ばかりで肉があまり付いていなかったことかな。とにもかくにも無事にインドに着いた祝杯ということでビールをもう一本追加、ホロ酔い気分で部屋に戻り風呂入って早々に眠りに就いた。総じてなかなか順調なスタートといえるかな。

つづく