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英語で旅する現地発着ツアー

世界中から参加者が集まる現地発着ツアーのご紹介と、その魅力について語っていきます

カイロ発着エジプト縦断ツアー その2

さて、そんなわけでエジプト旅行記と題し旅の様子を軽く振り返っていきたい思います。今回はイマジネイティブという旅行会社主催の『ヌビアン・セイル・トレック』というツアーに参加してきました。


Day 1 (30th Oct.) 『台風の中での出発』


出発の数日前に季節外れの大型台風が発生。上陸すれば史上何番目かというくらい遅い上陸となるという。しだいに秋も深まっていくこの季節に、よりによって人が日本を発つその日に関東地方にもっとも接近するなんて、全くもってKYな野郎である。まぁ何を言ったって自然災害には勝てないのではあるが。

台風なんて直撃した日にゃ飛行機なんて飛べるのかな?と不安になり調べると、日に何便もあるような国内線は欠航することもあるが、国際線はまずよっぽどのことがない限り飛ぶらしい。出発時間の遅延などはあるが、損害額がハンパじゃないためとにかく欠航はしないとのこと。それを知りちょい安心。


んで当日、予報通り激しく雨は降ってはいたが、

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幸い大きな影響もなく、ほぼ予定通りの13:10に飛行機は離陸した。


約13時間のフライトを経て、現地時間の20:00頃、エジプトはカイロ空港の第3ターミナルに到着。そこから、まずはカイロ市内行きバスの乗り場がある第1ターミナルに向かおうと、ターミナル間を行き来するシャトルバスに乗ったはずが、なぜか心寂しいベンチの並ぶ場所で降ろされてしまった。


乗るバスを間違えたかな?とか思いつつ、ベンチに座り再びシャトルバスが来るのを待っていると、突然男が話しかけてきた。どこに行くのか聞いてくるので、「第1ターミナル」と答えると、「それだったら$10で連れてってやる」と言う。どうやらコイツはタクシーの運転手らしい。第1ターミナル如きで$10ってふざけんなと思い、「シャトルバスで行くからいい」と断るもなかなか引き下がらず、「シャトルバスはあと3時間は来ない」とかほざきやがる。んなわけあるかい!と思い。「大丈夫。俺にはたっぷり時間があるから待つ」と言うと、ようやく諦めた様子で去っていった。

しかし、しばらく待ってもホントにシャトルバスが来ない。まさか男の言っていた事は本当なのか?時間はもう23:00になろうとしている。だんだん心配になってきたそのとき再び先程の男が現れた。しつこい、でも正直ちょっと助かったとも思ってしまった。「な!だから俺が第1ターミナルまで連れてってやるって」と言う男。もはや第1ターミナルなんかどうでもよくなってきた俺は宿泊先のホテルの住所を渡し、「ここまでいくらで行ける?」と尋ねた。

「$50」と答える男。高けぇよ!相場は高く見積ったって$20くらいなもんだろう。「$20なら乗る」と俺。「無理だ$40でどうだ?」と男。問答の末に$30で折り合いをつけ、乗ることに決めると、頼みもしないのに俺の荷物を担ぎ車が停めてあると思われる方向へずんずんと歩き始める男。

大丈夫かな?コイツこのまま荷物持って逃走とかしないよな?と不安になりながら後に付いて歩く。しばらく進むと暗がりの道脇に、打ち捨てられ何年も放置されたままってな感じのポンコツ車が停めてあるのが見えてきた。“まさか!?”と思った次の瞬間には、男はそのポンコツに俺の荷物を積んでいた。“の…乗りたくねぇ”と心の中で叫ぶがもう遅い。荷物はもう車の中…。覚悟を決め車に乗り込む。

挙句この男、車中でも口を開けば金の話で心底うんざり。「チップを$10くれ」とか「空港利用料が$10かかった」だとか。うるせぇうるせぇと思いながら「トータルで$30」と言い続けるが、とにかくしつこいんで「悪いが英語が得意じゃないから何言ってるか理解できない。」と分からないフリして凌ぐ。

それでも何とか無事にホテルの前まで送ってはもらえた。最後まで「どうか俺の子供の為にチップを」とか何とか言ってたが、「アイ・ドント・アンダースタンド!」でかわし$30払うと、なにやら不満顔。それでも相場より多く払ってやってんだから感謝してくれ!


ホテルにチェックイン。時間はもう0:00を過ぎていた。ベルマンのオッサンが部屋まで荷物を運んでくれたのでチップを$1渡すと、かなり喜んでくれた様子で急にテンションが変わり部屋の設備を事細かにを説明してくれた。エアコンのスイッチはここで、ライトはここで、トイレはここ、風呂はここ…等々、見りゃわかるってとこまでご丁寧に教えてくれる。全くさっきのタクシー野郎に爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいだ。

このホテルはカイロでも東側のギザに近いところに位置する。ギザといえばかの有名な3大ピラミッドである。もしかしたら窓からチョロッと見えたりして~と期待しつつカーテンを開けると…

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まったくもって見えませんでした。ギザカナシス(なにより方角が違う)。


さぁもう疲れたし寝るとしよう、とシャワーを浴びて寝床に入る。しかし相当疲れているはずなのに目が冴えて眠れない。俺にしては珍しいことだ。いつもならむしろ寝れ過ぎてヤバイくらいなのに。こうなってくると寝ようとすればするほど逆効果。おまけにトイレの水の締りが悪いのかずっーとチョロチョロ音がしている。普段だったら気にならないような小さな音だが気になりだしたが最後、

チョロチョロチョロ…、
イライイライラ…、

と眠れぬまま、エジプトの夜は更けていくのであった。


続く