英語で旅する現地発着ツアー

世界中から参加者が集まる現地発着ツアーのご紹介と、その魅力について語っていきます

ニューヨーク発着アメリカ東海岸ツアー その9

7日目 (8月15日)

目が覚めると昨夜の酩酊のせいで頭が非常に重い。朝7:30、いつもに比べずいぶんとゆっくりした起床時間。なぜなら今夜もDCに連泊のため、今朝はキャンプサイトの片付けをする必要が無いからである。テントから出ると既にマイケルが起きており、あわただしく動き回っていた。昨晩は俺なんかよりずっと飲んでいたというのにタフである…


顔を洗ってテーブルに着く。いつもならここでシリアル系の簡単な朝食を済ませるところだが、なにやらあれこれと準備をしているマイケル。なんと今日はコンロも片付ける必要もないからと、いつもと違った特別な朝食を振舞ってくれらしい。ホント気の利く人だ。馴れた手つきでフライパンに溶き卵を流しパンを浸すマイケル。どうやらフレンチトーストのようだ。隣のコンロではベーコンを焼いている。どちらもうまそうである。

マイケルの作ってくれた朝食を、みんなで食べながらいつもと違うゆったりした時の過ぎる朝のひととき。みんな今日の予定についてあれこれと話している。今日はこれからDCの中心まで移動した後、夕方まで自由行動である。これまでは短い時間に小さな範囲で自由に行動することはあっても、基本は引率の先生にみんなでついて周る小学校の遠足のような集団行動だった。ろくに会話もできず小学生にも劣るヘタレにとっては常に誰かといる集団行動はありがたかった。しかし今日はそれが“何時何時に何処何処へ集合!あとは各々自由!”という中学校の遠足レベルにステップアップである。

エロディに「あなたはどこに行くの?」と聞かれる。個人的にはホワイトハウスといったお約束的スポットははずしたくないし、博物館関係では航空宇宙博物館と自然史博物館を見学したいと思っていたので、そう伝えると、「私もホワイトハウスは行くわ。それとインディアン博物館に行こうと持っているの」という。するとリアがやって来て「ホワイトハウスへ行くのなら一緒に行きましょう」とエロディと話し始めたので、俺もそこにお供させてもらうことにした。博物館は、まぁそのときのノリでいいや。


キャンプサイトを出てDCの中心部に着いたのは10:00。みんなを車から降ろして、マイケルが「じゃぁ、夕方17:00に集合場所に迎えに来るから、遅れないようにな!」と言い残しそのまま車で去っていった。今日マイケルは一緒ではないのだ。いよいよ自由行動のスタートである!とりあえず、エロディとリアを見失わないように歩き始める。だがしばらく進んでも、特に誰もバラけることも無く、どうやらみんなして同じ所に向かっている様子である。いったいどこへ?と不思議に思いながらついていく。そして辿り着いた場所はなんとホロコースト博物館であった。

全員申し合わせたかのように、いや俺が知らないだけで本当に申し合わせていたのかもしれないが、一人も欠けることなく入館するので、ともかく俺も入館した。ホロコーストとは、非常にナイーブな事柄なので、こんな卑俗なブログの中にそれについて多くを語りはしないが、つまりナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺のことだ。博物館にはアウシュビッツ収容所の様子をはじめショッキングな写真や映像がたくさん展示してある。それにしても全員が見学するとは…。これについては、やはりヨーロッパの人々にとって、日本人の俺には理解できない特別な思いがあるのだろうか?


3時間ほどかけて博物館を見学して外へ出る。………。もう…13:00。


博物館を出た後は、みなそれぞれ各自の見学したい場所に向けてバラけた。俺はエロディとリアに付いてホワイトハウス方面へ。マリッサとトーマスたち3人もそちらに行くというので一緒に行くことに。そうなると計7人になって自由行動といっても、結局半分以上の人数で一緒に行動してるということになる。昨夜は遠巻きにしか見れなかったワシントン記念塔を間近に眺めながら、ホワイトハウスへと向かう。

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ホワイトハウスから、スミソニアン博物館方面へ。途中、オールド・ポスト・オフィスへ立ち寄り、地下のフードコートにて遅めの昼食。昨日の飲みすぎが効いてるのかテーブルに突っ伏したまま寝てしまうトーマス。食事を終えオールド・ポスト・オフィスの時計塔の天辺に昇り、首都の町並みを一望。DCはワシントン記念塔より高い建物を建ててはいけないという条例があるらしく、視界をさえぎるものは何も無く調和の取れた美しい街並がよく見えた。

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博物館群に着くと、エロディは朝言っていたとおりインディアン博物館に行くと一人去っていた。残りのメンバーは航空宇宙博物館に行くというので一緒に行く。時間はもう15:30近い。たぶんここを見て自由行動は終わりだな、もう自然史博物館はあきらめるしかないと思いつつ中へ入る。

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天井から吊り下げれれた幾数もの飛行機、床から伸びる幾本ものロケットなど、リアリティのある展示が楽しい。とても全部は周りきれぬまま、時間が来てしまった。集合場所まで歩く道すがら、さっき別れたエロディをはじめ、スージーたちブリティッシュ3人娘とも会い、ほとんどのメンバー合流してしまった。スージーとソニアが、どこで買ったのやら「I Love DC」と書かれたTシャツを揃いで着てて似合いすぎてウケる。すごく彼女達らしい。


集合場所でマイケルのお迎えを受け、車に乗り込み今度はDCの中心部から少し離れ、街を見下ろすような高台にあるアーリントン国立墓地へと向かった。ここはJFKも眠る戦没者慰霊のための国立墓地である。

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アーリントンを後にして再びDCの中心へと戻ってきた。時間は19:00を少し回っている。今夜のディナーはキャンプサイトに戻って自炊ではなく、街のレストランで豪勢にいくのである。なぜなら今日は最後の夜!明日でツアーも終わりなので、今宵がみんなで迎える最後の夜となるわけだ。寂しいけど仕方が無い。とにかく今できる精一杯のことは飲んで盛り上がるだけである。

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さんざん飲んで食べてレストランを出てからも、昂ぶるテンション収まらずといった調子で街をふらふらと練り歩く一行。じゃれて転倒したりしてもうわけわかんない。こうしてみんなで盛り上がっていると言葉がわかんないことなんて大したことないことのような気がしてくる。要は一緒に楽しみたいという気持ちさえあれば充分だ。

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キャンプサイトに戻り、さらに夜は続いていく。しかし今夜は昨夜のような悪ノリの盛り上がりとはちょっと違う。焚き火を囲んだ落ち着いた雰囲気の中で、みんなこのまま寝てしまうのが惜しいかのように、いつまでもいつまでも語り合っていた。

To Be Continued →