英語で旅する現地発着ツアー

世界中から参加者が集まる現地発着ツアーのご紹介と、その魅力について語っていきます

ニューヨーク発着アメリカ東海岸ツアー その4

2日目 (8月10日)

朝6時起床。グッスリ眠って気分爽快。夜、特に目が覚めることも無く、心配していた時差ボケも全く平気のへいさ!普段から寝力の鍛錬にたゆまぬ努力を続ける俺の辞書に時差ボケという文字は無い。トーマスがコーヒーを入れてくれる。超優しい。相変わらず話してる会話の半分以上は聞き取れないが、それもまた良し。ロビーでの集合時間は7:30だが、7:00少し前にトーマスは先に行ってるからといって出て行った。


一人、部屋に残った俺は精神集中させて次のようなことを考えていた。

いよいよ今日からツアー開始。まさにこれからが本番だ。いったいどんな人々と一緒に旅することになるだろう?期待と不安とが入り交じる。むしろ『不安>期待』といった感じ。ツアーの日程は日本でのお盆休み真っ只中だから、もしかしたら参加者が日本人ばっかりってこともあるかもしれない。もしそうなったら刺激が無くてつまんないなよな、とか思っていた出発前。が、昨日のトーマスとの会話を経て考えが180度転換した。


どーか日本人がいっぱい参加してますよ~に!
パン!パンッ!


願掛けを終え、俺もロビーに下りると、そこには既にたくさんのツアー参加者であふれていた。すごい人数。40人くらいいるんじゃないだろうか?たしかツアーの定員は13人じゃなかったけ?とか思いながら、日本人を探す。しかし一人もそれらしき人は見当たらない。願掛け効果ゼロ。“うあわ~!一人もいないなんてそんなのあり~?”と不安は益々膨らみ、期待などどこかに押しやられた。大丈夫か俺?


周りで聞こえてくる会話はもちろん英語英語英語。日本人多すぎたらつまんないとか思ってた俺の馬鹿!うぬぼれ!世間知らず!とか自分責めをしてると、突然声をかけられた。びびって振り向くと、そこにはトレックアメリカのポロシャツを着たハンサムガイが立っていた。「君は参加者かい?」と聞かれたので「そうです」と答えると、その後もなにかしきりに尋ねてくる。

俺が「あ~?ん~?」と理解できないでいると、埒が明かないといった様子で、どこかに走り出す彼。そしてパンフを手にダッシュで戻ってくるとそれを指差し、「君はこれの参加者なのか?」と聞いてくる。“え?ここにいる人みんなそうでしょ?なんで、そんな当たり前のこと聞くんだ?”と不審に思いながらも「そうです」と答えると、「俺はツアーコンダクターのマイケルだ。よろしく!」というので、こちらこそと挨拶。


「じゃ、この用紙に必要事項を書いててくれるか」みたいな感じで、用紙を一枚渡される。なんか改めて名前とか住所とかを書かなければいけないらしい。シコシコと用紙に記入していると、「ヘーイ!」とトーマスが登場。なんか女性を二人連れている。で、一人の女性が「あなたが昨日の電話の人ね」と言う。“???”と思っていると、二人の内の一人はトーマスのお姉さんでサビーン、もう一人はお姉さんの友達でカトリーンだと紹介される。

そこで話をしていく内に昨日の俺の認識が、かなり誤っていたことが判明した。まず妹だと思い込んでいたのは姉だった。シスターとしか言わないから、どっちだか分からず勝手に妹と解釈してしまってたのだ。そしてガールフレンドというのはトーマスの彼女ではなく、姉の女友達であった。

さらにはオーストリアにいるかと思っていた二人は、一緒に旅行に来ている仲間であって、つまり昨日の電話は同じホテル内からのコールで、おまけに三人で一緒に住んでるわけではなく、ただ一緒に旅行に来てるだけで、あまつさえ昨日トーマスに、誰と住んでるの?って聞かれたと思っていたのは、実は、誰と一緒に来てるの?と聞かれてたわけで、あの時、トーマスが釈然としない変な顔をしていた理由が今やっとわかった。遅い。


続々と集まってくる参加者。やはり日本人らしき人は見当たらない。用紙も書き終わりロビーをウロウロしていると、マイケルに「君はフリーダムトレイルの参加者だろ?あっちは別のツアーの集まりだから行っちゃだめだ」と呼び戻される。そういうことか!どうも人数が多いと思っていたら、このロビーから今日出発するツアーは俺が参加するツアーだけじゃなくて、他にも色々なツアーが出発するってことか!と、ようやく状況を把握する。遅い。

それを知って、改めてロビーを見回すとトレックアメリカのポロシャツを着たツアコンが何人かいて、それぞれが自分の担当するツアーの参加者を、自分の周りに集めていることがわかる。マイケルが始めに、「君の参加するツアーはこれか?」とわざわざパンフを指差して確認していたのは、そのためだったのだ。そのくせ俺ウロウロと勝手に歩き回ったりして、わりぃなマイケル、いらぬ苦労かけて。


そろそろ参加者も揃ったかって頃、Tシャツ短パン姿のラフなアジア系のオッサンが携帯電話で話しながら、こちらのグループに入ってきた。見た感じは日本人に見えなくも無い。しかし韓国人にも見える、中国人かもしれない、てなルックス。携帯で話しまくってるが、喋ってるのは英語だ。この人は参加者なのか?それにしては年配過ぎ?携帯で話し終わり、今度はマイケルと親しげに話している。初対面という感じは無い。でも、ツアコンってわけでもなさそうだし…?

などど不思議に思っていると、マイケルが「じゃぁ、ミーティングを始めるから、みんな外に出てくれ!」と、参加者を外に連れ出し、ホテルのロータリーに停めてあるフォードのでかいバンまで導いた。そのバンの傍らの芝生に、みんなで車座になってミーティングが始まった。マイケルがいろんなことを話しているのだが殆ど理解できません。大丈夫ですか?俺ホント。とにかくわかったことは、何らかの理由により今回の旅はパンフに載っている経路とは逆回りで行くということ。つまり最初にボストンを回り最後にワシントンに行くらしい。その何らかの理由というのは、ぜーんぜん聞き取れませんでしたが…。ま…まぁ大丈夫でしょう。だぶん…ね、汗々。


そんなこんなで期待と不安が、主に不安を軸にウゴウゴと渦巻く中、とにもかくにもツアーがスタートしました。目指す最初の目的地は、変更理由は知らないけれど、ワシントンではなく、ボストンだ!レッツら・ゴー!ゴー!時間は9:00。幸い天気にも恵まれ気持ち良く走り出すバン、もちろん車内は英語率100%!とにかく皆さん初対面だっつーのに喋る喋る、俺も勢いだけでなんとか受け答え。もうちゃんと伝わってるかどうかなんかカンケーねぇッス!ウッス!

 

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しばらく皆バラバラと適当に話していたら、マイケルが“じゃぁ改めて順番に自己紹介だ!”的なことを言ったか言わなかったかは知らないが(知らないのかよ!)、自己紹介コーナーが始まりました。

マイケル:シアトル出身、26歳男。前述の通りこのツアーのコンダクター。アメリカンな雰囲気がそこかしこに溢れる明るく気さくなハンサムガイ。ちなみに車のドライバーも兼ねてます。

トーマスオーストリア出身、21歳男。前泊のルームメイトであり、前述の通り姉と姉の友達と一緒に参加。てか21歳って若っ!俺だいたい同い歳かちょい下くらいかと思ってたし。ともかく心優しいメガネガイ。

サビーンオーストリア出身、25歳女。トーマスの姉。でも二人並んでいるとどうみてもトーマスの方がお兄ちゃんに見えるんですけど。

カトリーンオーストリア出身、25歳女。トーマスの姉ちゃんの友達。美人さん。マジで。背なんかも175cmくらいあるし、スラリとしてモデルさんみたい。

スージー:イギリス出身、22歳女。明るく元気な女の子。車中でも音楽に合わせて踊ったり唄ったり、賑やかなムードメーカーってな感じ。

ソニア:イギリス出身、26歳女。スージーと一緒にはしゃいでるんで、同じイギリスだし元々の知り合いかと思っていたら違った。

ハナ:イギリス出身、20歳女。スージー・ソニアと共にブリティッシュ3人娘といった感じで、なんか共通点あるね、やっぱ同じ国だけあって。イギリスっぽいな~と思わせる何かがあるね。3人とも。それが何かは説明できんが。

マリッサ:ブラジル出身、22歳女。キュートなラテン系ギャル。なんか食べ物とかジュースとかいっぱいくれました。ありがとうございます。

リア:スイス出身、26歳女。きれいなお姉さん。なんか近寄りがたい空気もあるが、何も理解してない俺に“コイツ、ホント大丈夫?”と思ってか思わずか色々と気をかけてくださったツンデレ姉さん。

エロディ:フランス出身、29歳女。女子では最年長だし肝っ玉母さん的な存在。“もっといっぱい話さなきゃだめよ~”といっぱい話しかけてくれたました。

セシリー:フランス出身、19歳女。陽気で大胆な女の子、でも気がつくとみんなの輪から離れて一人で寂しそうに空を見ているような面もあり、駆け巡る思春期。

ブライアン:LA出身、37歳男。ミーティングに現れたとき“もしかして日本人?”と思わせた、そのルックスの正体は日系3世。見た目は日本人のオッサンにしか見えなくても、正真正銘のアメリカ人で、日本語は全く話せません。彼はツアーリーダー的なポジションで半分参加者、半分ツアコンみたいな、そんな感じ。

+日本出身、31歳男のワタクシを入れて車内には総勢13人。

結構一人で参加してる人多くて安心した。マイケルとブライアンは別として、あと知り合い同士で参加してるのはトーマスのグループだけだし。知り合い同士ばっかだと一人参加的には寂しいもんね。あと女子率の高さにびっくり。純粋な参加者では俺とトーマスだけだもんな男子。

 

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そんなメンバーでこれから一緒に旅することになりました。


一通り自己紹介が終わると、今度は簡単なビンゴ大会がはじまった。極簡単なもので景品も水鉄砲とか風船とか大したもんじゃない。まぁ景品うんぬんじゃなく、最初だしコミュニケーションの一環といった側面が強いんだが、なんと2戦やって2戦とも勝って商品をゲットしたのはソニアだった。何たる強運(の無駄使い)。そんなことよりも俺はハイウェイを運転しながら数字を引いたり景品渡したりしてるマイケルの働きっぷりにハラハラし通しでした。てかそこはブライアン出番じゃねぇ?的な。

ボストンまでの道のりは遠く気が付けばもうお昼。とあるインターのとある芝生のとある木陰に陣取って、ランチタイムとなりました。ランチって一体何を食うのかな?と思っていると、マイケルがバンの後ろのカートからパンやらチーズやらの食材と食器を出してきて、準備を始める。みんなそれぞれトマトを切ったりレタスを剥いたりしてサンドイッチを作り始めた。俺も見よう見まねで作る。お昼は基本的にこんな感じで食うらしい。ピクニック気分で楽しいもんだ。昼食も終わり、再びボストンへ向け出発。何時くらいに着く予定なの?とマイケルに尋ねると15時~16時くらいかなぁとのこと。けっこう遠い。


さて15:30くらいにようやくボストンへ到着してホテルへチェックイン。ホテルといっても一部屋に4~6人程泊まれるユースホステルで男4人は同部屋、あと二部屋に女性が分かれた。部屋に入り荷物を置いて一息ついてたら、軽くボストンの街を探索しにいかないかと誘われ数人で外へ出た。しかしさっきまでの青空が曇天に変わり、一雨来てもおかしくない空模様。

“降るなよ~”と願いつつ歩みを進めていると、来た!ゲリラ豪雨だ!とっさに道路脇の店舗の軒先で、横一列になって雨宿り。近くを歩く程度で考えていたので誰も雨具持ってないし、たいしてホテルから離れてもいないのだが、雨の勢いが凄過ぎて、帰ることもままならない。でもなかなか雨の勢いは止まらず、やむを得ず目の前に見えるマクドナルドへ駆け込むことに。信号が変わったと同時にダッシュするが、道路を横断しただけでズブ濡れ。あーあ。

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マクドナルドでしばらくお茶をしていると、ようやく雨が弱まってきたのでホテルに戻る。するとマイケルがロビーで待ってて「さぁ!みんな!これからフリーダムトレイルに出かけるぞ♪」といって意気揚々とノりにノっている。ちょっと!ちょっと!ちょっと!と思いながらも、濡れたシャツを着替えるやいなや、再びボストンの街へと繰り出す一行であった。


ところで、このツアーのタイトルにもなっている『フリーダムトレイル』とは一体何なのか?簡単に言うと、ボストンの歴史的な名所を巡りながらアメリカ合衆国の独立への軌跡を見て周るという観光ルートで、歩道の上に描かれた赤いペンキやレンガを辿って行くと、ボストンの主要な名所を堪能できるというものだ。豆知識豆知識。


しかし只今の時刻は既に17:30。フリーダムトレイルは全長約4kmで16ヶ所の史跡を結んでおり、まともに巡ったら4~5時間はかかるので、かなりの部分を省略し駆け足で回らざるをえない。ツアーのタイトルにまでいといて、その省略のしかたって…

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マサチューセッツ州会議事堂

 

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パークストリート教会

 

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旧州会議事堂

と、かなりエコな感じで巡る。駆け足による独立。空は相変わらず不安定ではあったが、たまにちょろっと来ても、さっきのような豪雨が降ることが無かったのは幸いだった。


時間は20:00をまわり、ディナータイム。ちょっと上質な感じのステーキハウスに入る。メニューに料理写真も無く、書かれている文字は全部英語(当然)のため、いまいちどんなものが出てくるのかわからぬが、ヤンキーステーキという名のガチムチが好みそうな一品をオーダー。すると、とにかく量が多く、日本の感覚だったら1枚でもいいかなって肉が3枚も出てきました。でも腹減ってたし、わーい♪と食す。が、最後の方はかなりしんどかった。が、残さず全部食った。うんまかった。

その後、みんなでホテルに戻る。雨に打たれたせいか異様に疲労していたので、すぐにシャワーを浴びて今日はもう寝ようと準備していた22:00頃、ブライアンに「俺とマイケルはこれからまた飲みに繰り出すけど、お前も来るか?」と誘われたが、悪いけどそれは断ってしまった。トーマスもどっか行ったきり、まだ部屋に戻ってないし、みんな元気だなぁ。でもワタクシめは今日のところはこれにて寝かせていただきます。ぐーぐー

To Be Continued →