英語で旅する現地発着ツアー

世界中から参加者が集まる現地発着ツアーのご紹介と、その魅力について語っていきます

ニューヨーク発着アメリカ東海岸ツアー その2

はい、行ってきました。アメリカ!

いろいろありましたが、ともかく無事に帰ってくることができました。はてさて、いったいどんな旅だったのでしょうか。どばどばっと振り返ってみたいと思います。


1日目 (8月9日)

さぁ、ついにこの日が来た。ニューヨーク発着のアメリカ東海岸を巡るツアー「フリーダムトレイル」。そのツアーに参加すべく日本を発つ、まさにその日である。期待に胸膨らんで、おまけに不安の方でも胸膨らんで、もうはちきれんばかり。くれぐれも忘れ物は無いようにと荷物何度も再チェック。うむ。忘れ物は無い…はず。

搭乗する便はアメリカン航空のAA168。成田発18:05なので、かなりゆっくり家を出てもいいのだが、なんとなく落ち着かないし、なんかトラブったらマズイので、とにかく早め早め行動つーことで昼前に家を出て車を飛ばす。夏休みの初日なので、渋滞にはまるのでは?との心配も杞憂に終わり、順調に進み14:00頃、成田に到着。

時間の余裕はたっぷりある。空港をぶらぶらしてると少し落ち着いてきて腹が減ってきた。向こうへ行ったら、しばらく日本食ともおさらばかと、ちょっぴりセンチな気持ちになり、ここはやはりと日本料理屋へ。日本にいると日本料理を1週間くらい食わなくとも、なんともなかったりするが、いざ食えないとなると無性に食いたくなるものだ。蕎麦と天ぷらを頼む。高いわりにはあまり旨くない。くやしいからビールなんか飲んで、景気をつけたところで搭乗手続きへ。

飛行機の座席に座り、いよいよ離陸!席はもちろんエコノミー、狭い。JFK空港まで12時間も耐えられるかな?と心配していたが、俺爆睡。爆睡に次ぐ爆睡で意外に苦も無く気がつけば、もうまもなくJFK空港に着陸するというアナウンス。普段から無駄に寝まくって寝力を鍛えまくった賜物か、12時間のフライトも我の敵ではなかった。


8月9日18:00、JFK空港着。12時間も飛行機乗ったのに日付変更線をまたいだおかげで、日本で出発した時間より5分戻った時刻に到着。なんか得した気分。まぁ得した分は帰りの飛行機で清算されるのだが。

飛行機から降りるとそこはもちろんアメリカ!ついにアメリカの大地を踏みしめたぞー!(といってもまだ空港内だが)と鼻息も荒く入国審査を通り、一目散に向かった先はト・イ・レ。

つっても別に“漏っちゃう漏っちゃう”とあせっていたわけではない。では何かというとシークレットベルトを装着するためである。そうパスポートや財布等、貴重品を入れ腰巻のごとく装着し盗難から身を守る海外旅行の必需品。早くコレを装着しないと、誰も彼もが自分を狙うスリであるかのような疑心暗鬼にはまり安心できないので、とるものもとりあえず、そそくさとトイレの個室に駆け込むのであった。

が、いきなりのトラブル発生!なんと個室の鍵が閉まらない。つーか閉め方がよくわからん。仕方無く小っさいツマミのようなものを片手で引っ張りながらベルトを装着開始。かなり難儀。しかも、ツマミを引っ張っているだけだから、外から見ると、その個室は“空き”になっているわけで、するとやはり入ってこようとする人がいて、そうなると外から引く力の方が断然強いからドアは簡単に開けられてしまう。

開けられるたび、あせるやら恥ずかしいやらで、とにかく「ソーリー」と謝る俺。開けた方も、まさか中にズボン下ろして何やら必死こいてる日本人がいるなんて思っていないから、おどろくやら気まずいやらで、とにかく「ソーリー」と謝りドアを閉める。開けた方も開けられた方も、お互いに「ソーリー」と交わす心のやり取り。そこに優劣は無くただ平等である。もしかして、これこそ真の国際交流?着いた早々、そんな胸熱くなる国際交流を体験し無駄に疲労。


トイレから出て時計を見ると18:55になっていた。さぁ、これから無事に予約してあるホテル「ホリデイ・イン・セカーカス」まで辿り着かなければならない。ひとつ気合を入れてかからねば!なぜなら、この空港からホテルまでのまでの道のりというのが、この旅最大にして最強の難所であるといえるからだ。

なぜ難所なのか?ツアーそのものは、そのホテルのロビーから翌朝スタートするので、『ホテルに着く≒ツアーに参加できる』ということとなり、ホテルにさえ着ければ旅は半分くらい成功したようなもの。ツアーさえ始まれば後はどうあれ流れにのって進めばいいだけだ。逆にホテルに辿り着くことができなければ完全にアウトである。何も始まらない。しかも、そんな重要な意味をもつホテルへ道のりだけが、この旅で唯一の誰も共のいない完全な一人旅なのである。

最も簡単なのはタクシーでホテルまで行ってしまうことだ。だがJFK空港からマンハッタンの中心までガイドブックによると約$45とのこと。さらにホテルはマンハッタン島から出てしばらく行ったところにあるので総額いくらかかるかわかったもんじゃない。少なくともマンハッタンまでは安価なシャトルバスで行きたいところだ。そのバスであれば$15でマンハッタンのミッドタウンまで行けるという。

“バス乗り場どこかな?見つかるかな?”と不安な思いで空港から出ると、目の前にいきなりバス停留所を発見。俺優勝。念のため受付のおじさんに「これはミッドタウンまで行きますか?」と確認すると、「ああ行くよ」と。「いくらですか?」と聞くと「$15だよ」と。うん、ガイドブックに載ってた金額と同額。これは間違いない。と安心してお金を払いバスに乗り込む。日本じゃちょっとありえないほど汚いバス。周りはもちろん外国人ばかり。いや違う。ここでは俺の方が外国人なのだ。バックパックを抱え席にもたれる。けだるい雰囲気。なんだか映画の中のワンシーンにでも入りこんだかのようだ…。しばらく後、ゆっくりとバスは進み始めた。

マンハッタンまでバスに揺られること約1時間。外の景色を眺めているだけでも飽きない。景色も町並みもやっぱりアメリカだ。“ああ、ついに来たんだな”と感慨もひとしお。でも道路を走ってる車だけを見ると日本の風景と変わらない。というのは走ってる車の日本車率の多いこと多いこと。トヨタニッサン・ホンダ・その他もろもろ…いや誇らしいことなんでしょうけど。道の端とかで、なんかHip-HopのPVみたいに黒人さんがたむろしてたりするんだけど、その傍らに止まってる車がカローラ、しかも型落のみたいな。そこはキャデラックだろ!みたいな。


そんなこんなで到着しました。ニューヨークはマンハッタンの中心、グランド・セントラル駅!

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時計を見ると既に20:00を回っておりました。え?それにしては写真が明るすぎないかって?いやいやけっこう20:00といってもニューヨークってまだ明るいんですね。そうはいっても明る過ぎだろって?完全に青空だし…。実は旅の始め頃撮った写真の数枚を手違いで消去してしまいまして、この写真を撮ったのは本当は最終日の朝です。でもやっぱここにはノリ的にグランド・セントラル駅の写真欲しいし。いつ撮ったものだろうがグランド・セントラル駅には変わりないからって使っちゃいました。すんません。以上、言い訳終わり。


気を取り直して、とにかく無事にマンハッタンに着いたワタクシ。時間さえあれば、ぶらぶらと夜のマンハッタンの街を散策と行きたいところだが、もう20:00過ぎなのでのんびりしてはいられない。とにかくホテルに!と気が焦る。ここからならタクシー乗っても、そこまで額はかからないかもしれないが、この先どのくらい金を使うかも分からないので、なるべく節約できるところは節約したい。つーことで、できるだけ公共の交通機関で行ける所までは行きたいな、と。

事前に調べてきた情報によると、宿泊予定の「ホリデイ・イン・セカーカス」の最寄り駅はセカーカス・ジャンクション駅とのこと。その駅に通じる電車はグランド・セントラル駅と共に、マンハッタンの中心的な駅であるペンシルヴァニア駅から出るらしい。実はさっきのシャトルバスにそのまま乗っていればペンシルヴァニア駅にも着いたはずで、ホントはそこまで乗って行くつもりでいたのだが、“マンハッタンに着いた!”という興奮と、このまま乗ってて“もしペンシルヴァニア駅に止まらず変な場所に行っちゃったらどうしよう”という臆病風が相俟って、グランド・セントラル駅で降りてしまったのだ。

グランド・セントラル駅からペンシルヴァニア駅までは大した距離ではない。そこまでの道すがらマンハッタンの街の空気を思う存分楽しみながら歩く。むしろそのためにグランド・セントラルで降りたのだと自分に言い聞かせながら…。ニューヨーク公立図書館の前を通りブライアント・パークを抜ける。公園内では夏の夕涼みかニューヨーカー達がベンチやテーブルなどでくつろいでいる。ここは都心のリラックス・スペースって感じなのかな?マンハッタンの街は南北を走るアヴェニューと呼ばれる道と、東西に走るストリートと呼ばれる道とで碁盤の目状に道が整備されているので、とても歩き易い。そのため特に迷うことも無くペンシルヴァニア駅に到着できた。


さて次なる難関は、乗るべき電車はどれなのか?ってことだ。なんつっても一日に約600本もの電車が発着する大規模な駅である。乗り間違えでもしたら、それこそ一大事なので慎重に確認する。駅員に「セカーカスに行きたいのですが?」と聞きまくって、なんとか切符売り場へ。乗るべき電車は『NJ・トランジット』という路線らしい。NJとはニュージャージーの略のようだ。ふむ、ニュージャージー?え!?何?セカーカスってニューヨーク州じゃなくてニュージャージー州なの?てことは目的の「ホリデイ・イン・セカーカス」はもちろんニュージャージー州………

………って、これじゃ“ニューヨーク”発着のツアーじゃないじゃないかぁ!だまされたー!確かにホテルの住所にNJって付いてるの見て“このNJって何?”とか思ったりはしたんだよ。けどNJがニュージャージーの略だったとはこの瞬間まで気付かなかった!ニューヨークのガイドブック見てもセカーカスなんて地名載ってないし、ネットで『holiday inn new york』って検索しても「ホリデイ・イン・セカーカス」が出てこないし、なんか変だな~とは思ってはいたさ。でもパンフに前後泊ニューヨークと、ばっちりしっかり書いてあるし、疑う余地ないじゃない?

それとも気付かなかったワタシが悪いのかしら?ニュージャージーつってもニューヨークに近い場所だし、もうこの際どうでもいいけど。でも最初からニュージャージーならニュージャージーって書けばいいじゃん。ねえ?でもあれか、ネームバリューの差か?もしニュージャージー発着って書いてあったらやっぱ微妙だし、下手したら申し込まなかった可能性もあるかもしれないもん。

これって東京(成田)と書いてあるのと同じようなものでしょうか?成田は東京じゃないし。もし千葉(成田)と書いてあったら、よく知らない外国人は「Chiba? where?」とかいって不安に思うんじゃないかな。ここはやっぱ東京って書いとけみたいな、そうすりゃ「Oh! Tokyo! Grate!」とかいって満足だろみたいな。俺が「ニューヨーク?もちろん泊まりますけど、何か?」とか思ってたのと同じ感覚でしょ。

そんな衝撃的な事実も判明したところで、電車に乗り込み目指すは“ニュージャージー”のセカーカス・ジャンクション駅。電車は東海道でいうアクティ2階建てみたいな作り。特に混雑もしておらず余裕で座る。途中切符拝見の車掌さんなどが来て焦ったりなんだかんだ15分程でセカーカス・ジャンクションに到着。時間は21:20。


さてここまで来れば目指す「ホリデイ・イン・セカーカス」まで、あと一息!のはず。たぶん。“駅降りたらとりあえず飯食うぞ!”と思いながら駅の外へ出ると、ありえない程の殺風景が広がっていた。ハァ~!?なんも無え!とにかく無え!車もそれほど走って無え!バーやディスコはもちろんメシ屋のひとつもありゃしねえ。あるのはだっだぴろい道路だけ。ホントにこれがあの大都会のマンハッタンから一駅行ったとこですか?オラこんな駅やだぁ~!

涙々。“セカーカスに着くまでは!”と気を張ってメシも食わずに、ようやく辿り着いたといういうのにこの仕打ち。だって駅の周りになんも無いなんて思わないでしょ普通?ここってセカーカス・ジャンクション駅って名の通り、ホントただ合流地点のみなのね。こんななんも無い駅、いつまでいても仕方ないので、ホテルに向うことにする。もういくらも距離は離れてないはずだし節約のため歩いて行くか?と思い、地図を見るが位置関係がまったくつかめない。ためしに駅からしばらく歩いてみても大型の道路やハイウェイばかりで、とても人が歩ける景観ではない。

バスが無いかと探してみるが見当たらない。あるいは時間が遅いから終わってしまったのかもしれない。もう選択肢はタクシーしかないと観念してタクシー乗り場へと向かう。見れば、ここも閑散としいて正規の営業免許を持ってないような白タク数台しか停まっていない。…怪しい。乗り場へ近づくと「ヘーイ!ヘーイ!」とその陽気さが返って胡散臭いオヤジに客引きされた。…ますます怪しい。

ちょっと躊躇しながらも、地図を指で指しながら「ここまでいくら?」と聞くと、「あ~ホリデイ・インねー、OK~、$15でいいよ」みたいなテンションで答えるオヤジ。む、安いんだか高いんだかよく分からん。でももう疲れたし、仮にボって高く見られてるとしても$15ならいいやもう。と、交渉成立。さてこのタクシー、ホントに無事ホテルまで送り届けてくれるのでしょうか?

To Be Continued →