英語で旅する現地発着ツアー

世界中から参加者が集まる現地発着ツアーのご紹介と、その魅力について語っていきます

カイロ発着エジプト縦断ツアー その7

Day 6 (4th Nov.) 『夜を越えてアブシンベルへ』


朝つーか、まだ完全に夜中の3:00に起きてどこへ行くのかというと、エジプト観光におけるハイライトのひとつアブシンベル大神殿だ。


アブシンベル大神殿とは、エジプトの国境間近の最南端に位置し、建築王とも呼ばれるラムセス2世が岩山を掘り進める形で建造させた岩窟神殿であり、各地に色んなもんを建てまっくた王の建造物の中でも最高傑作と評されている。

また、アスワンハイダム建設時に神殿が水没の危機にさらされてしまい、ユネスコが国際キャンペーンにより救済したことでも有名だ。1964年から68年にかけて移設工事が行われ、なんと岩山を1042個ものブロックに切り分けて運ぶという信じられない方法で、もとの場所より60m上にそっくり移動させた。これをきっかけに世界中の過去の遺産を保護しようという機運がうまれ、世界遺産条約が成立することにもなった。

でも、このアブシンベル大神殿はとにかく遠い。アスワンからでもさらに280kmも離れている。どうせ移設させるなら、もっとアスワンの近くにすればよかったのに!と風情の無いことも言ってみたくなる程だ。

アスワンから飛行機でひとっ飛びという方法もあるが、アフメッド曰く時間がまちまちだし料金も高いのであまりお勧めできないらしい。そんなわけでアブシンベル観光をするには、早起きして夜中のうちに走るというのが定石なのだ。


4:00、ホテルを出発。当たり前だが外は真っ暗。バンに乗り込むやいなや眠りこける。幾度か目を覚まし外を見ると、どうやら広大な砂漠のど真ん中をひた走っているようだ。

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朝焼けの砂漠。地平線の無い日本では決して見ることのできない景色。


7:30、ようやくアブシンベルへ到着。駐車場から眺めると岩山の側面しか見えない。ちゃーんと入場料を払わないと正面から見れないように出来ているのだ。この辺とても巧いすね。

岩山の後方から回り込むように歩いていくと、ついに姿を現しました!

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圧倒的迫力!こんな壮大なものを作ったという事実もスゴいが、移設したという事実がまたスゴい。

大神殿の横には王妃ネフェルトアリのために建造したという小神殿があります。

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大神殿と比べてしまえば確かに小さいけど、これだって充分の迫力です。


10:00、アスワンにトンボ返り、13:30過ぎに到着。行き帰り往復で実に7時間。さすがにしんどい。しかし休む間もなく次の目的へ。今度はフルッカに乗ってナイル・クルーズだ。


ルッカというのは、こんな感じの帆のついた船のことです。

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船に乗り込み帆を上げて、いざ出航!

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船の上にはマットが敷いてあり、だらだらと寝っころがりながらナイル・クルーズ。かなり快適。風に吹かれてまどろんでたらアブシンベル疲れも解消です。


夕方になり、船はヌビア村というところで停泊した。

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ザ・田舎という感じの村。エジプトもここまで南下してくるとアフリカ色が強い。


村で夕食をいただく。夕食後、希望者にヘナタトゥーを施す地元のおばさん。

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こんな感じで塗り塗りしまして、

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じゃ~ん!完成でーす。まぁタトゥーといってもペインティングですけど。それでも2週間くらい残るらしい。


21:00過ぎ、村を後にしてフルッカへ戻る。今夜はオーバー・ナイト・クルーズ、なんとこのまま船上で一夜を明かします。


続く

カイロ発着エジプト縦断ツアー その6

Day 5 (3rd Nov.) 『ロバに揺られて王家の谷』


5:00起床。朝飯をさっさと済まし、6:00前にホテルを出発。向かうは王家の谷である。昨日と同じ船着場から昨日と同じ船に乗って朝靄のナイル川を渡り西岸へ。なんでこんなに早起きが必要なのか?王家の谷は朝早くしかやってないのか?いえ別にそんなことはありません。その理由はこれ。

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ロバ。車で行きゃそれ程かからず着いちゃう道程をわざわざロバに乗って行こうってんで、時間がかかっちゃうわけなんですね。でもかなり不安。だってロバなんか乗ったことないし…1人だけ遅れたり、変な道行っちゃったりしたらど~しよ~って、

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心配しつつもロバにまたがり出発進行。でも走ってみると全然簡単で楽しい。

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ロバの背に揺られ進んでいくと景色がだんだん谷っぽくなってきたぞ。


たっぷり90分以上かけて王家の谷に到着。ちなみに王家の谷は一切撮影禁止なり。墓の内部は仕方ないにしても、谷自体は撮ったってなんも問題なさそうなのに。でも決まりなんで仕方ないです。

王家の谷の入場券1枚につき3つまで墓の内部を見ることが出来る。ちなみにツタンカーメンの墓だけは別料金が必要。ガイドに導かれるままラムセス4世・6世・9世とラムセス尽くしで巡る。壁画の色とかかなり鮮明に残ってて驚き。遺跡観る度にホントよく彫ったな~よく塗ったな~と関心してしまうよ。


11:00頃に王家の谷を後にして、帰りはさすがにロバではなく車に乗って戻る。途中でメムノンの巨像を見学。

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この像怖いよね。顔が削れてて。えもいえぬ迫力がある。


東岸に戻り昼食。3Fからルクソール神殿がよく見渡せるマクドナルドにて、アラブ地方限定というマックアラビアータなるメニューを食べる。バーガーではなくピタパン風サンドで、ビーフ(チキンも選べる)とレタス、トマトが入っており、どことなくアラビアンな味付けがされております。

食べ進めてしばらくたってから気づいた。“あっ!俺ってば生野菜食ってる!しかもコーラに氷も入ってんじゃん!!”。ここに至るまで慎重に生野菜、生水を避けてきたのになぁ!でも世界に冠たるマクドナルドだし、たぶん大丈夫でしょう、うん。

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ちなみに壁の絵もエジプト風。ドナルドやハンバーグラー等お馴染みのキャラクターも描いてあるんだけど、それよりも数で他を圧倒しているのがポテトの形をしたキャラクター、スケボーしてたり、穴掘ってたりと、エジプトでは大量発生しているご様子です。


昼を終え14:00、ルクソールを発ち、バンに乗ってエジプト南端の街アスワンへ。道すがら車中から見る風景に観光地とはまた違い、ローカルなエジプトの暮らしというのが垣間見れて興味深かった。


17:30、アスワンに到着。夕飯を食べ20:30には就寝する。昨日にもまして早い時間。だって明日は3時起き!


続く

カイロ発着エジプト縦断ツアー その5

Day 4 (2nd Nov.) 『パジャマでカルナック』

朝方、車中で目が覚めるともう窓の外は明るかった。

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8:00頃、ルクソール駅に到着。駅前からバンに乗りホテルへ移動。だがまだ部屋の準備が出来ていないとのことでロビーに荷物を預けただけで、すぐにカルナック神殿向かう。マジ?着替える時間も無しですか?仕方ないので列車に乗ってたまんまのパジャマ姿で出発する。


カルナック神殿までは馬車にて移動。

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パカパカと馬車に揺られ朝のルクソールの街を走る。

20分程でカルナック神殿に到着。

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カルナック神殿はかつて1900年もの長きに渡り、時のファラオ達によって造営され続けたというエジプト最大規模の神殿遺跡である。しかし、そんなすごい場所なのに“なんでこの日本人はパジャマで観光してるんだろうな?”と周りの人々に思われたに違いない。


カルナック神殿を出て、みんなでバザーを見学しながら昼食を食べる。ホテルに戻ると部屋が使えるようになっていたので、ようやく着替え完了。ホテルで少し休憩した後、ルクソールの街を散策、ミイラ博物館やルクソール神殿を見て周る。

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夕刻のルクソール神殿、もう少し暗くなればもっとライトアップが映えるのだろう。正面に建つオベリスクは、もともとは2本建っていたのが、現在は向かって左側の1本だけしかない。右側はなんとパリのコンコルド広場に建ってるこれなんだって。

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去年、観てきたことと繋がりなんだか嬉しい。


18:00、ホテルに戻りディナーへ。船着場まで出てナイル川を横断。

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ナイルを渡る船の上。昼間と違って夜になると涼しくなり風が清々しい。


川を渡ると、ルクソール駅やカルナック神殿などのある東岸とは、またちょっと雰囲気が違う。西岸は死者の都(ネクロポリス)と呼ばれ、なんだか怖そうだが別にゾンビが徘徊してるとかそんなことは、もちろんない。西岸にはファラオ達が眠る王家の谷や、貴族の墓などがあるのでそう呼ばれているのだ。

アフリカン料理と書かれた店に入る。いったいアフリカン料理とはどんなものなんだろ?エジプトでディナーというと、パンから始まってスープやサラダが出てメインの鶏肉、そして最後に激甘デザートで〆といったのがお決まりのパターンとなっていて、どこで食べても大抵そんな感じでした。で、本日のアフリカン料理はどうだったかというと、エジプト料理のそれとあんまり違いはなかった。でも考えてみたらエジプトだってアフリカ大陸だもんなぁ。


22:00頃、ホテルに戻り早めの就寝。なんと明日は5時起きです。


続く